桐山 零(きりやま・れい)
中学生でプロに昇段し、活躍する高校生棋士。1年遅れで私立駒橋高校に入学。現在、高校三年生、4月生まれの19歳。将棋の才能に恵まれるが、幼い頃家族を失くし、常に周囲から浮いた存在だった。川本家との出会いにより少しずつ成長していく。
川本あかり(かわもと・あかり)
3姉妹の長女。両親がいない川本家の大黒柱。よき姉として、また母親代わりとして、変わらず妹たちを支えている。泥酔していた零を介抱して以来、零を自宅ににちょくちょく呼んでいる。零の事を温かい目で見守っている。
川本ひなた(かわもと・ひなた)
3姉妹の次女。零と同じ私立駒橋高校に通う、高校一年生。両親の離婚や母との死別を経験しているためか、周囲への気遣いが細やかで、明るく元気な女の子。趣味は手芸と和菓子を作ること。将来は、実家の和菓子屋を盛り立てたいと思っている。
川本モモ(かわもと・もも)
3姉妹の三女。お母さんとお父さんのことは、ほとんど覚えてないけれど、優しいお姉ちゃんたちの下で、毎日元気いっぱい☆ みんなに愛されながら、たくさん笑って、ちょっぴり泣いて…。あっという間に保育園の年長さんになりました。
二海堂 晴信(にかいどう・はるのぶ)
零と同年代で、同じ研究会に所属する棋士。情熱の塊で、病弱な体を押して将棋に全力を傾ける。子供の頃から対局している零を「心友」と称し、高め合うライバルと目している。零と二人で伝説を作るのと、自分の名前を冠した戦法を生み出すのが夢。
幸田 香子(こうだ・きょうこ)
幸田家の長女。父の歓心を奪っていった零に対して、愛憎相半ばする感情を抱いている。父の弟弟子であるプロ棋士の後藤を好きになり、微妙な関係を続けている。